どんなカウンセリングルーム・カウンセラーを選べばいいですか
自分の問題と向き合う決心が固まり、
いざ、カウンセリングを受けようと思ったけれど、
カウンセリングルームと言ってもいっぱいあるし、
心理療法は、実際、『~療法』なんて言われても、
そんなのよく分からないし…
どんなカウンセリングルームを選べばいいんでしょうか…
いったい、
どんなカウンセラーさんを選べばいいんでしょうか…
せっかく、問題と向き合おうと覚悟はできたけれど、
何だか怖いカウンセリング…
もう、これだけで、せっかくの決意も揺らいでしまうほど、
これ、実は大きな問題ですよね…。
この、
「どのカウンセリングルームにいけばいいのか」
「どのカウンセラーを選べばいいのか」
という不安や、
既にカウンセリングを受けられた経験のある方にも起こる、
「なんだか今のカウンセラーとしっくりこない…」
「自分に合ったカウンセリングを受けたい…」
こんな思い…。
大切なご自身を預けるカウンセリングルーム。
このような思いを感じられるのは、
ごくごく、自然なことですし、
とても大事なことでもあります。
とはいえ…、実際には、なかなか、自分に合ったカウンセラーが見つかるというのも難しい面もあり、
困る場面は非常に多いですよね。
もちろん、
それは、
「ぜひ、当ルーム、『CLOVER.』です!」
な~んて、かっこいいことを言いたいところですが(^^;
全ての人にばっちりと合致する…なんてことは、
難しいというのがリアルです(^^;
そこでせめて、
自分に合ったカウンセリングルーム、カウンセラーを見つけていただくために、
いくつか、お伝えできたらと思います。
①女性か男性か
まず分かりやすいのが、
男性のカウンセラーなのか、
女性のカウンセラーなのか…です。
実のところ、
カウンセラーとして『カウンセリングを行う』ことについては、
特に男性・女性の違いはないんです。
ですが、
女性は女性の目線、
男性は男性の目線、
と言った面はあるかとは思います。
相談なさりたい内容によって、
男性ならではなのか、女性ならではなのか、
人生経験が参考になりそうな内容なのか、
カウンセラーの性別を考えてもいいかもしれません。
傾向として、
女性は感情を言葉に乗せやすい傾向はあり、
男性は感情を言葉に乗せることが難しい面があります。
そういった側面からも、
男性の相談に、より経験のあるカウンセラーさん、
また、
女性の相談に、より経験のあるカウンセラーさん
といった具合で選ぶのも一つと思います。
また、男女の違いによって重要なことは、
カウンセリングは、密室の中、二人だけで行われるものだということです。
信頼のおける方からの紹介以外の場合、
異性のカウンセラーよりも同性のカウンセラーの方が安心だということであれば、
同性のカウンセラーをお選びいただくことを強くお勧めします。
それは、
カウンセラーに対して不安を持ったままでは、
信頼関係を築くことが難しくなってしまうからです。
カウンセリングに何より大切なのは、
カンセラーとの信頼関係なので、
同性異性を、まず『ふるい』にかけるということも、
最初のステップとしていいかもしれません。
➁かけてもいい費用
ご自身がカウンセリングにかけても良い費用の範囲で選びましょう。
1回のカウンセリングで終了することもありますが、
じっくり時間をかけて問題を『見える化』していき、
解決を一緒に見出していくので、
継続的にカウンセリングに通うことが多いものです。
カウンセリングで重要なのは、
『継続していく』ことでもありますので、
その第1ステップともいえる、費用は、
安易に考えないのも、とても重要なんですね。
カウンセリングは、
『高いから良い、安いから悪い』
というものではなく、
そのルームやカウンセラーの、理念や経営事情から料金設定がなされているものです。
まずは、ご自身の予算に合うルームやカウンセラーであるということは、
とても大事な条件なんですね。
③通える範囲内か
ご自身が通われるのに、無理のない場所を選ぶことが大切です。
費用の項目でもお伝えしましたが、
1回のカウンセリングで終了することもありますが、
継続的にカウンセリングに通うことが多いものです。
距離も、安易に考えないのことが大事です。
予約日に、
雨が降ることもあります。
寒い日もあります。
めんどくさくなる日もあるでしょう…
そのような時に、継続したせっかくの新習慣の出鼻がくじかれてしまわない環境づくりというのも、
とても大事なことであるんですね。
④カウンセラーはどんな人?
カウンセラー選びで一番重要なのは、カウンセラーとクライエントとの信頼関係です。
そして、信頼関係を作るのは、
『相性』も、軽視できないんですね。
いくらスキルがあって、有名なカウンセラーであったとしても、
相性が合わず、かみ合った実感を持てずにいるのなら、
カウンセリングを進めていくことは難しくなってしまいます。
カウンセラーの人柄は、
ホームページやブログなどで、
それぞれの人柄や考え方、言葉選びなどが出るため、垣間見ることができるかもしれません。
・なぜ、そのカウンセラーが『カウンセラー』という職業を選んだのか
・どのような信念でカウンセリングと向き合っている人なのか
・何を目指しているのか
そのルームやカウンセラーが公開しているのなら、
訪れる前に、触れてみてください。
また、
ワークショップや、公開講座、勉強会などを開催している機会があるようでしたら、
実際にカウンセリングを受ける前に、人柄に触れてみるのもいい方法です。
他の、同じように悩む方との交流も含め、
いきなり初対面で密室で向き合わなくて済むこともあり、
事前に対面できるのは、おすすめの方法です
⑤カウンセラーを変えたくなったら
カウンセリングが進んでいくと、
・自分に合っていないのではないか
・別なルーム、カウンセラーに変えたい(信じられない)
と思う時も出てくることだってありますよね。
この場合、
・何が合わないと感じたのか
・なぜ、替えたいのか
を、整理してみることも大事です。
ノートやメモ書きで構わないので、
書き出すなどして、理由を見えるようにしてみてください。
理由を『見える化』して、明確にしてみると、
自分に必要な方法、技術を持ったカウンセラーが見えてくることにも繋がります。
別なカウンセラーを探す際、自分にあったカウセラーを探しやすくもなります。
また、
『カウンセリングを続けることが辛いからカウンセラーを替えたい』
と思う場合には、
その気持ちを今担当されているカウンセラーへどうか、伝えてみてください。
カウンセリングでは、
この、『辛くてやめたくなる』という現象はとても多く起こるもので、
カウンセリングを進めていく上で、必要な気持ちの変化である場合も多いからなんです。
伝えてみても、
・しっくりこない
・信用できない
などの場合は、
最初のステップから、合うポイントを考えながら、
合うカウンセラーを探しなおしてみてください。
さて、
いくつかお話しましたが、
最終的には、
相談したい方にとって、
相談したいカウンセラーかどうか…
で、
カウンセラーをお選びいただくことが一番重要だと思います。
カウンセラーが100人いれば、100通りのカウンセリングがあります。
自分に合った、ルーム、カウンセラーと、
適切なカウンセリングになりますように、
どうか、お答えの一つとなっていますように…